Message

<公開応援メッセージ>

たとえ未来がミれたとしても、そこに映る自分をどう思うかは、結局今の自分の見方次第なのかもしれない。ナキツヅケル蝉を煩しく思うか、その生に趣を感じるか。この映画の中の人物達を見て、ままならない日常を見つめ直すきっかけを貰えた。鑑賞後の室内に灯りが点いた瞬間、心が弾けて、一瞬前までと違う自分が居ることに気が付いた。

    ライター/編集者(「映画芸術」他)/映画宣伝 大久保渉

第5回札幌国際短編映画祭でグランプリ・主演男優賞・撮影賞・作曲賞の4冠に輝いた短編映画「自転車」のチームが長編を作った。ずっとこの映画が見たかった。「自転車」「干し柿」と来て今回は「蝉(CICADA)」。彼らの生み出す世界は記憶と触覚を刺激し、ありふれた日常に潜む〈神秘〉と〈象徴〉を浮かび上がらせる。

    映画監督/札幌国際短編映画祭 フェスティバル・ディレクター 島田英二

言ってしまえば、パッとしない人生を送るパッとしない人々の話。私たちの人生はいつまでもうだつが上がらないけれど、気づかない程の小さな奇跡や優しさが時々あって、そんなもので驚くほど救われてしまう。人はみっともなくて愛しい。心をいつの間にか覆っていた硬い皮膚を、一枚脱がしてくれるような映画です。日本での公開おめでとうございます。

    アーティスト チョーヒカル

傑作短編映画「自転車」の世界観にやられ、「千里眼」のロサンゼルスプレミアに矢も盾もたまらず駆けつけたのは何年前だったろう。いずれの映画にも主演してる佐生有語が素晴らしくて自身の映画にも出演して頂きました。ようやく日本でも公開されるんですね。おめでとう!

    映画監督 岩井俊二

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